ベートーヴェン
「月光」

残暑が厳しくなりそうな今年の夏ですが、9月といえばお月見ですね。
さて今回は秋の夜長をしっとり過ごせる曲、ベートーヴェン作曲のピアノソナタ第14番第1楽章「月光」を楽しみましょう。
今回もオリジナルを演奏した動画と簡単に弾ける楽譜と動画を用意しました。是非どちらもお楽しみください。

あまりにも有名な「月光」というタイトルは実はベートーヴェンがつけたタイトルではないそうです。元々ベートーヴェンはこの第14番のピアノソナタに「幻想曲風ソナタ」と名付けたと言われています。(真相はベートーヴェンのみぞ知る…。)
一説によると、レルシュタープというドイツの詩人兼音楽評論家がこの曲を聴いて「スイスのルツェン湖の月光の波に揺らぐ小舟のようだ」と評論したことで、「月光」と呼ばれるようになったとか。
当時のベートーヴェンはこれまでのピアノソナタを一新しようと様々な音楽的実験を試みました。通常、古典派初期のソナタでは第一楽章は比較的気早いテンポで演奏されます。 しかしこの第一楽章ではアダージョ・ソステヌートの指示があり、比較的ゆるやかなテンポで始まります。そしてソナタ形式にも拘わらず、その構造が見えてくるのは第三楽章から。
ベートーヴェンが名付けた「幻想曲風ソナタ」は「もっと自由な発想を!」というメッセージとも考えられます。

こちらから楽譜がダウンロードできます

お手本演奏動画はこちら↓

オリジナル演奏動画はこちら↓

日本ではお月様というと餅つきをしているうさぎが連想されますね。
実はドイツではうさぎではなく「薪をかつぐ男」なんです。なんとも土臭い感じがドイツっぽいなと個人的に思います。

ちなみに満月はドイツ語でVollmond(フォルモント)と言います。Vollが「たくさん」という意味でMondが「月」という意味です。
日本では特に秋の満月を「中秋の名月」と呼びますが、それに当てはまるようなドイツ語もあります。9月の秋分に一番近い満月のことをErntemond(エルンテモント)と呼びます。Ernteが「収穫作業」という意味で、直訳すると収穫の月。満月の明るい光の下で、いつもよりも収穫作業が長く続けられるからだそうです。

とてもきれいに撮れたハレでのErntemondの写真をお楽しみください。

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秋のハウスコンサート

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トロンポーン&ユーフォニアム・テューバ アンサンプル
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神奈川県立相模原弥栄高等学校のトロンボーン専攻生を中心とし、ユーフォニアム、テューバを加えた金管低音楽器による大編成アンサンブル。
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・出演: 弥栄高等学校トロンボーン・ユーフォニアム専攻生/弥栄高等学校ピアノ専攻生/弥栄高等学校卒業生有志
ピアニスト:鈴木萌子
トロンボーン奏者:轟木敬
・企画主催:Go On Proiect
・後援:株式会社ビュッフェ・クランポン・ジャパン

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