モリコーネ作曲
『愛のテーマ』
(映画「ニューシネマパラダイス」より)
2月はバレンタイン、そして今月はホワイトデーということで《愛》にまつわる作品をお届けします。
作曲家と一口に言っても、その活躍の場は実にさまざまです。
その中でも、映画音楽という分野において特別な存在感を放つ作曲家がいます。イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネは、その筆頭といえるのではないでしょうか。
モリコーネは 1928 年、ローマに生まれました。幼少期は医師を志していたそうですが、父はトランペット奏者。病を抱えた父に代わり、少年時代から夜遅くまでトランペットの演奏で家計を支えながら音楽学校に通っていました。やがて作曲の課題が高く評価されたことをきっかけに、本格的に作曲を学ぶ道へ進みます。
モリコーネといえば、『愛のテーマ』に代表されるような、叙情的で美しい旋律を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし彼の最初の大きな成功は、セルジオ・レオーネ監督の西部劇映画『荒野の用心棒』の音楽でした。ウエスタン特有の民族的音階に加え、馬の蹄の音や風の響き、銃声といった効果音を大胆に取り入れたその音楽は、従来の“甘美なメロディ”のイメージとは対照的な、斬新で躍動感あふれるものでした。
その背景には、彼の現代音楽への深い関心があります。若き日のモリコーネはジョン・ケージも参加していたドイツの現代音楽講習会に参加しました。ケージが日用品を叩いたり、プリペアド・ピアノという特殊奏法を用いたりする中、モリコーネもまた、金管楽器を動物の鳴き声のように響かせる実験的な奏法を試みたといわれています。当時の彼は「音楽」を作るというより、「音響」を創造していたともいえるでしょう。
オペラやミュージカルでは、音楽が言葉とともに物語を直接推し進めます。一方、映画音楽は一般に物語を支える背景、いわば BGM としての役割を担います。しかしモリコーネの作品に触れると、音楽は単なる BGM ではありません。旋律や音響が、物語の核心や登場人物の内面を照らし出し、時には映像そのものを凌ぐほどの存在感を放ちます。
長年にわたりアカデミー作曲賞にノミネートされながら、なかなか受賞に恵まれなかったことも知られています。興味深いことに、坂本龍一が音楽を担当しアカデミー作曲賞を受賞した映画『ラストエンペラー』は、当初モリコーネが担当する予定だったという逸話も残っています。
ドイツ旅行記「ライプツィヒ」編
前回の旅行記では、私が留学していた街・ハレの様子をお届けしました。今回はそこから電車で約 30 分、ライプツィヒの街をご紹介します。
ライプツィヒはハレと同じくドイツ東部に位置し、古くから音楽・歴史・学問が発展してきた都市です。
バッハが長年音楽家として活動したトーマス教会をはじめ、メンデルスゾーンの生家、そして世界最古の民間オーケストラとして知られるゲヴァントハウス管弦楽団など、音楽史に名を残す場所が数多くあります。
また、1409 年創立の名門 ライプツィヒ大学は、ドイツで 2 番目に古い大学としても有名です。
ゲーテや森鴎外、そして私が大好きな作曲家シューマンの母校としても知られています。
街はハレと同様に学生が多く、活気があり、更に歴史的な建造物並び、街を歩いているだけでも、ドイツの歩んできた歴史の厚みが自然と伝わってきます。
今回の旅では、ライプツィヒのオペラハウスで 「Black Box」 という公演を鑑賞しました。
これはバッハ・フェスティバルの一環として行われたもので、プログラムはオール・バッハ。
演奏はライプツィヒ・ゲヴァントハウスによる室内楽で、バ ッハの作品にテーマ性を持たせた振付で踊るダンサーたちの表現がとても印象的でした。音楽と身体表現が交差する舞台は、普段とは違う角度からバッハを味わえる貴重な体験となりました。
……そして客席には、なぜかお手玉をしているおじさんが一人(笑)。思いがけない光景に、思わず目が釘付けになってしまいました。
ライプツィヒ中央駅
ライプツィヒオペラハウス
【お菓子と楽しむピアノ名曲】
日時:2026 年 5 月 2 日(土)
開演 15:30 開場 15:15
場所:パシュタート
東京都渋谷区富ヶ谷 1-8-5 (代々木公園駅近く)(WEB)
料金: 3,000 円
(料理家「日暮」さんの手作りお菓子とハーブティー付き)
PROGRAM:
《名曲クラシック》
クライスラー:愛の喜び
S. ジョプリン:エンターテイナーモーツァルト:6つのウィーンソナチネ第 1 番より第 4 楽章湯山昭:「お菓子の世界より」抜粋
その他…
【戸部クラシック vol.12 浦島太郎と日本の歌】 泣いても、笑っても、大丈夫!おやこでたのしむ60分のコンサート
日時: 2026 年 6 月 13 日(土)
・午前公演 開演:11:00-12:00/開場:10:45
・午後公演 開演:13:30-14:30/開場:13:15
料金:
・おとな:2,000 円
・こども:1,000 円
・未就学児:500 円
プログラム
斎藤高順:うらしま太朗 (演奏・紙芝居)
日本の歌メドレー
しあわせなら手をたたこう ほか
コンサート終了後、フルート・ピアノ体験会やります。
《出演》
ピアノ:鈴木萌子
フルート:岡本元輝
朗読:関口美緒
《会場》
横浜とべ音楽館
〒220-0041 神奈川県横浜市西区戸部本町 50−14−3
《アクセス》
京浜急行線:戸部駅より 徒歩2分
相鉄線:平沼橋駅より 徒歩5分横浜市営地下鉄:高島町駅より 徒歩5分
《注意事項》
当会場は、お履き物を脱いでお入りいただく会場になります。スリッパのご用意もございます。
みんなの発表会 2026 出演者募集中
今年も開催します!
みなさまのご出演を心よりお待ちしております。
日時: 2026 年 5 月 2 日(土)11 時 15 分開演予定
*参加者人数によって早まる可能性があります。
*出演者は 10:00 よりリハーサルが可能です。
場所:
パシュタート
https://www.pachetart.com
参加費:
会員 3,000 円
参加ご希望の際は演奏曲目と演奏時間を 4/15 までにお知らせください。
コンサートの情報はこちらのページでも随時ご案内しております。
Concert Information
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